海外赴任で住民票は抜かなきゃいけないの?抜かないとどうなるの?


はいこんにちは。

住民票を抜かないまま海外に出ていたことがある選択のすゝめです。

本日は、海外生活を送る・これから送る皆様が知っておくべき、住民票のことを実体験をもとに説明します。尚、もし仮にあなたが対処を色々間違えたままだとしても、事後修正がペナルティ無く出来ますので、安心して下さい。私がそうでした。

住民票とは?

ウィキペディアによれば、"住民票(じゅうみんひょう)とは、日本において市町村特別区で作成される住民に関する記録。"のこと。

もう少し細かく言えば、
各市区町村ごとに住民基本台帳にまとめられていて、現住所の証明、選挙人の登録、人口の調査などに利用されている。詳細は住民基本台帳法で規定されている。”とのこと。

とにかく、現住所の証明に必須です。免許を取るのも、何をするにしても住所の証明をしなければなりません。そのベースになるのが住民票です。

海外赴任(移住)になりました。住民票はどうしたらよいの?

現住所の証明なので、海外だと証明出来ませんし、する必要もありません。そのため、住民票を抜きます。区外や市外に引っ越すときも同じです。転出届を出すだけです。海外引越しの場合に異なるのは、新しい転入先で、転入届を出す必要がないという点ですね。

住民票、海外生活される方は悩まれる方が非常に多いです。私は、若い頃は住民票の存在すら知らないとても無知な学生で、後から色々分かり勉強になりました。。。

住民票抜くとどうなるの?

住民票を抜くと、その自治体の住民ではなくなります。つまり、その自治体からの公共サービスは受けられなくなります。その代わり、住民税の支払義務もなくなります。ただし、住民票を抜いた瞬間から支払義務が無くなるのではないので注意が必要です。

1月1日現在で住民票が残っていたら、その年の6月から翌年5月までは住民税の支払義務が発生してしまいます。つまり、2018年12月31日までに住民票を抜いていれば、2019年6月からは住民税の支払義務がありません。2019年の5月で住民税の支払は終わりです。

もし、住民票を抜いたのが1月2日以降、或いはこれから海外赴任でこれから住民票を抜きます、という方は、残念です。2020年5月まで住民税を支払わなければなりません。支払義務が無くなるのは、2020年6月からです。

国内では、抜いてから2週間以内に転居先で転入届を出す必要がありますが、海外の場合はそもそも住民票というシステム自体が存在しませんし、出す必要がありません。転出届に書く項目も超アバウトです。国名だけです。証拠は何も要りません。宇宙、とか書いたら役所が多少ざわつくかもしれませんが、どの国名書いても受理されます。役所は様式だけ満たしていれば何の問題もありません。

ちなみに、一時帰国で年末年始に日本滞在しても課税はされません。

海外赴任(移住)で住民票抜かないとどうなるの?

住民票を抜かないと、何が起こるのだろう・・・?海外で生きる私にも何か色々届いたりするの?でもどうやって?それか日本で私探しが始まる?

いえ、何も起こりません。びっくりするくらい何にも起こりません。本当に何も起こりません。特に子供が居ない方には何にも起こりません。実際に私には何も起こりませんでした。それは海外に居る間もそうでしたし、日本に本帰国してからもそうでした。

ただ、日本に帰国してからは一つだけ変化がありました。国民年金の督促です。平たく言うと、滞納してんじゃねえよ!という葉書が届きます。ですが、放置していました。日本に帰国してサラリーマンをしていれば、その現状では厚生年金に加入しているわけですし、問題はありません。過去の一部に問題があり、それをどう修正するか、という話です。

実際にどうやって解決したか?

まず、昔お住まいになられていたエリアの役所に行きます。そして、転出届けを出します。過去に遡って、実は転出してました(てへぺろ)を行います。その後、現在お住まいになられているエリアの役所に行き、実は転入してました(てへぺろ)を行います。これが何のペナルティも無く行えます。

私は、転出前も転入後も、同じエリアだった(実家)ため、上記の実は(転出・転入てへぺろ)を同時に行いました。何の問題も起こりませんでした。むしろ、同じ自治体だったので一回で済み、非常に楽でした。

役所の人と一緒に、パスポートの入出国のスタンプを確認していきます。超アナログです。正直、幾らでも誤魔化せると思います。スタンプ一杯なら。自動化ゲートとか顔認証ゲートで帰国してしまったときの分はカウントされないのです。カウントしたくても、したくなくても、住民票を扱うレベルの自治体のカウンターの人には調べようがありません。尚、私はきちんと報告したと思います。確か。

住民税は、海外に居る間は、日本に収入を報告する義務が無いため非課税でした。日本での収入はゼロでしたし。

役所で転出・転入の手続きが終わったら、その書類を持って年金事務所に行きます。そして、ここからここまでは海外に居ました。なので免除してください。というと、そのまま免除になります。海外滞在期間以外で滞納している期間もありますが、そのままで構いません。年金事務所に行ったからといって、督促されることはありません。

住民票を抜かないで海外転出してしまったままなら

これ、もし私と同じような状況の人が居たら、確実に状況を修正しておいたほうが良いです。なぜならば、加入期間を免除して減らすことによって、メリットがあるからです。

加入していたのに払っていない、となると各種問題が発生します。遺族年金や障害年金の受給要件に引っかかる可能性が出てきます。遺族年金や障害年金の受給資格には、加入している期間の3分の2以上の期間できちんと納めている必要があったりします。

免除されるべき期間をしっかり免除すれば、分母を減らすことが出来ます。私は晴れて遺族年金や障害年金の受給資格を満たせています。

ちなみに、住民票を抜くタイミングには秘訣があります。

別記事でまとめてますので下記からどうぞ。

ちなみに海外に出るときにこれを箱買いすると非常に助かります。運びやすいし。
おいしい味のりは手に入りませんし、売ってるものもしけてます。
我が家の定番はこのブランドです。おいしいのに安いです。