こんにちは。収入源を増やすために配当金を大きな柱に育てようとしている選択のススメです。アメリカ在住の私が使用している証券会社はEtradeです。本日は本題の前に、便利な機能があったため、紹介いたします。
今後1年間の配当金予定をまとめてくれる
トップ画像がその画面です。この機能、恥ずかしながら知りませんでした。。。基本的に、あまりログインすらしません。ましてや、深堀りなんてしたことがありませんでした。この機能では、持ち株を保有し続けた場合の将来的な配当金収入をまとめてくれます。ただし、未来しかまとめてくれず、過去の一覧ではまとめてくれません。過去については取引履歴を見れば良いですので構いません。それによると、このまま保有し続けた場合の私の向こう1年間の配当金収入は、税引き前で$761.52です。前回、来年の不労所得は$1,500くらい行くと明言していましたが、それは向こう1年間ではなくて2019年の1年間の合計であること、そして別証券会社(Vanguard)で運用している税優遇口座の配当金は上記$761.52には含まれていないこと、そして割と大きな存在の普通預金の金利が含まれていないためです。
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税優遇口座ではない普通の証券口座はEtradeで個別株を運用し、税優遇口座はVanguardにまとめて、ETFで運用しています。本当は全て一つにまとめたいのですが、分けているのには理由があります。こちらが本題です。手数料の安くなるように運用しているんです。
手数料というものは、取引を行えば行うほど発生するものです。DRIPなどを設定すれば手数料が発生しない場合もありますが、基本的には売買のたびに発生し、利益を圧迫します。そしてそれは損益分岐点を上げてしまいます。
Etradeの取引手数料が安い
これはEtrade全般ではなく、私個人の話です。アメリカでは、従来からのカスタマーには従来の手数料やキャッシュバック率を据え置く、という傾向が強いです。年々、手数料は増加していき、キャッシュバック率は下がっているのが現状ですので、据え置き、というのは従来のカスタマーを非常に大切にしてくれるやり方です。私の場合、optionshouseという、取引手数料の安さを売りにしていた証券会社の口座を持っていたのですが、数年前にEtradeに買収されてしまいました。当時の手数料が一取引あたり$2.95でした。2018年10月10日現在、Etradeの個別株取引に掛かる手数料は$6.95ですが、私は今でも$2.95で購入することが出来ます。正直なところ、一取引に$6.95も掛かっていたら取引にもっと慎重になってしまうと思います。
手数料がもし今後も上がっていくとしたら。。。そうです。今日にでも口座だけでも開設しておいた方がその時点で手数料をホールド出来るということになります。当時口座開設をした自分にありがとうと言いたいところです。
余談ですが、Grandfatherという英単語をご存知ですか?
このように、メリット据え置きや引継ぐことを、英語でGrandfatherといいます。そうです。おじいさんです。ただし、動詞なんですよ。当時、アメリカ留学もアメリカ就労経験もありましたが、私は知りませんでした。これを知ったのは、上記の通り証券会社の買収が行われたときです。Etradeからの連絡の中で使用されていました。調べなくても、文脈や単語自体の持つ意味から理解できましたが、実際に辞書を引いても掲載されています。Etradeは$6.95の手数料だけれども、選択のススメさんは引き続き$2.95でOK!という内容でした。あんただけ、特別よ!ってことです。
要するに、既得権の確保なのですが、お爺さんが受けていたサービスを孫も受けられる、というイメージです。2010年あたりに口座開設した私が$2.95ですので、もっと早くから始めている人は、手数料をほぼ払っていないのだと思います。
今後も取引手数料は上がっていく可能性があるため、始めるなら早く、口座開設だけでも済ませておく、というのが正解かもしれません。
英語学習も、単語が持つオリジナルの意味から、意味を派生して考えられるようになることが大事です。ラテン語などの知識があると習得しやすくなります。例えばdecideはdeとcideに分けることが出来ます。de=2つに、cide=切る、殺すの意味合い。転じて、決定する、という意味の単語になります。例えば、殺虫剤は、insecticideといいます。insect=虫、cide=殺す、です。話、逸れ過ぎましたね。
投資の勉強は、英語の勉強にもなるわけです。しかも実用的。
バフェット氏おススメのVanguardは取引手数料不要
バフェット氏が事有る毎におすすめするのが、Vanguard。米国株をやる方なら誰もがご存知ですよね。私は、そのVanguardで税優遇口座(Traditional IRAとRoth IRA)を開設しています。税優遇口座では、リスクが低い金融商品で運用しています。日本でいうiDeco的なものなので、60歳あたりになるまで流動性が無いためです。また、税優遇のメリットを有効活用するため高配当なものを選定しています。具体的には、VYMとVOOです。なんてたって税金掛かりませんからね。もってこいの銘柄です。
Vanguard口座では、Vanguard ETFを売買するのに手数料は掛かりません。これが私が税優遇口座をVanguardにまとめて運用している理由です。むしろ、しない理由がありません。
EtradeとVanguardの、それぞれ良いところを享受しています。おいしいとこどりです。コストを抑えるのは、止血するのと同じことですので、必要不可欠ですし、効果も絶対的です。
バフェット氏を始めとして、多くの投資家、フィナンシャルプランナーがVanguardを勧めるのには、この低コスト運用が出来ることが最大の理由です。
Vanguardの個別株取引手数料は?
Vanguardの個別株取引手数料は、どれくらVanguardのETFやミューチュアルファンドに資産を持っているかによって異なります。ちなみに、Vanguardの個別株取引手数料は下記の通りです。電話による注文も可能ですが、手数料も高いですし今時あんまりいないと思われるため割愛いたします。下記はオンラインでの一取引あたりの手数料の説明です。
5万ドル未満の $7(最初の25取引まで。以降$20)
5万ドル以上 50万ドル未満 $7
50万ドル以上 100万ドル未満 $2
100万ドル以上 500万ドル未満 無料(最初の25取引まで。以降$2)
500万ドル以上 無料(最初の100取引まで。以降$2)
私の場合、Vanguard内での資産が50万ドルに乗れば、個別株取引でも手数料のメリットを受けることが出来ます。ですが、総資産自体がまだその半分ですので、現状(個別株はEtrade、ETFはVanguard)が一番良いようです。。。
Vanguardの決済用資金には金利がつく!しかも高金利!
ちなみに、Vanguardに入金すると、決済用のお金は、実はキャッシュそのものではなくなります。VMFXXというミューチュアルファンドを購入していることになっています。Vanguard Federal Money Market Fundというもので、価格が1ドルで固定されていて、現金の代わりになっています。素晴らしいのは、金利が本日2018年10月10日現在で2.05%つきます。そのため、とりあえずVanguardに突っ込む、というので正解かと思います。Vanguardってすごい。私も信者になりました。バフェット様万歳。高金利を稼ぐ用の普通預金として、Discoverで口座を持っていますが、こちらは1.85%です。やっぱりVanguardすごい。
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Etradeでは金利は発生しない
Etradeにチャットで確認してみたところ、Etradeでは決済用のお金は単なるお金ですので、金利は一切発生しないとのこと。とても悲しいです。というか、それが当たり前なのですよね。Vanguard様、素敵。。。早く50万ドル貯めるの待っててね。皆さんとともに、頑張りたいと思います。お知恵拝借させて下さい!
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