サラリーマンの選択のススメです。
皆さん。
皆さんは、何のために働きますか?
働く理由を、即答できますか?今日は、日本とか海外だとかは関係なく、『働く』ということに焦点を当てて話をしたいと思います。
私が働く理由は、お金のため
私は、お金を得るために働きます。そのお金で、生活の大前提である衣食住を実現します。
お金で幸せは買えませんが、不幸・不便・不満などを減らすことが出来ます。
どれだけ持っていても、困ることは決してありません。
やりがいでご飯が食べられるのは、20代までです。
やりがいや将来性をおかずにしながら、
『大切な物はお金で買えないんだ』
なんて言い訳をしていませんか?
私もそうでした。
でもね、生きるのに必要な、ご飯を買うのに必要なのはやりがいではなく、お金なんです。こんな当たり前のことに気づくのに、随分掛かりました。。。やりがいや、労力でご飯を買えたらいいんですけどね。世界共通の価値交換方法がお金ですので、日本だけ給与の一部は『やりがい』で支払います!みんな嬉しい!日本人て崇高!では通用しません。そりゃ先進国の中で、日本の平均所得が伸びないわけです。
私は小さい頃から自分の家族を持つことに憧れ、31歳のとき、幸運にも第一子に恵まれました。それまでに感じたことの無い無類の幸せに包まれながら、出産・育児という現実に即してみて、絶対に路頭に迷わせたりしないぞ、なにを犠牲にしても家族を少しでも笑顔にするんだとやる気に満ちていました。
同時に、やる気や、やりがいでは決して家族を養えないことがよく身に沁みて分かりました。自分がしてきた暮らしを維持、再現、或いは超えられないことがよく分かりました。やりがいは1円にもなりやしません。やりがいは、本人の中で自己完結するべきものであり、他人から与えられるものでも、与えるものでもありません。特に、稼げていない人の言い訳として多く使われる傾向があります。
はっきりと自信を持って、食べるため、お金のために働くとは公言しずらいかもしれません。ですが、決して恥ずかしいことではなく、立派なことです。自分や家族を養うことを目的として働くのは、殆どの方において事実です。かっこ悪くも、卑しくもありません。繰り返しますが、立派なことです。
私は、もし子供を持つことが出来るなら、2人以上欲しいという願いがありました。当時の収入レベルでは、例え2人持てたとしても、おなかをすかせたり、かわいそうな思いをさせてしまったことでしょう。
そのため、1人目が無事に産まれた時点で私は転職することを即決しました。それ以外に方法がありませんでした。当時の仕事は面白かったですが、家族を養っていくには不十分でした。2人、3人子供が欲しいとなると、収入を増やす必要がありますが、同時に人手も必要になるため、妻を収入源の1つとしてカウントすることは難しくなります。やりがいは不要とは思いませんが、あなたのやりがいよりも大切な何かがもしあるのなら、それを大事にしたり、実現したりするのにお金が役立つことは多いです。それを痛感するのが子育て世代です。
外資系面接官の一言が、心に突き刺さった
転職活動の中で、面接の際にやりがいは何かと面接官に問いかけたことがありました。
30代か40代かと思われた女性の面接官は、
『MONEY』
と、私の質問に対して、なかば被せ気味で即答しました。お金が欲しくて転職活動していた私でさえも、正直ひきました。なんだか公然の秘密を破ってしまったような気がして。
彼女は、愚問だと言わんばかりに見つめてきました(外資系だったので、オブラートに包む必要がありませんでした)。仕事において必要なのは、パフォーマンスであり、個人が何をモチベーションとしているかは本来どうでも良いことです。ではなぜ、労働の対価は金銭なのか?金銭であれば、そのモチベーションを実現するのに一番役立つからです。
彼女は、愚問だと言わんばかりに見つめてきました(外資系だったので、オブラートに包む必要がありませんでした)。仕事において必要なのは、パフォーマンスであり、個人が何をモチベーションとしているかは本来どうでも良いことです。ではなぜ、労働の対価は金銭なのか?金銭であれば、そのモチベーションを実現するのに一番役立つからです。
あの時の、『馬鹿じゃないのアンタ?』的な視線が忘れられません。『表面取り繕ってんじゃないわよ。家族養えるくらい稼いでから寝言言えよ。利益求めない人間は要らないよ』、と言われた気がして頭を殴られた思いでした。
今は、よく分かります。
自分好みの食材も、品数も、外食の頻度も、お店選びも、子供の習い事も、何もかも。生きることは、お金が掛かります。当然です。
何をするにもお金があれば、選択肢は増えます。
逆にお金が無いと、選択肢はありません。
- どう考えても非効率だけど、最安値の方法しか採りえない
- あんまり好きじゃないけどこれで我慢する
- 本当はもう一品頼みたいけど財布的にやばい
- 壊れたけど修理するにも新品買うにも余裕が無い
などなど、お金さえあれば、大概の問題を解決することができます。
別にお金があったって、最安値の方法を採っていいんです。我慢してもいいんです。ですが、我慢しなければならないのと、自分で我慢するのには大きな隔たりがあります。自分だけであれば問題ありませんが、これを家族に強いるのはどうでしょうか。妻や子供に、金銭的な理由で、我慢をさせなければならないというのは不幸です。
サラリーマンなのに、お金を求めないのは本末転倒
サラリーマンなのに、やりがいがあるから、楽しいから働いているという人は、お金が無いことの言い訳をしていることが多いです。働くのに、お金を第一の目的としていないと言う人は、もう次のステップが見えているか、自分がしていることが分かっていないか、道楽で働いているかのどれかです。
お金、と即答できない人は、良くも悪くも人生を(まだ)フワフワした状態でいられる人で、とても幸せな人です。貴族とニートの違いは、お金の有無でしかありません。アーリーリタイヤや第二の人生なんて言葉は、労働からの呪縛から逃れるのに必要なお金が貯まった、或いは年金などの不労所得が見えてきたから存在する言葉です。
どんなに不細工で、脳内が支離滅裂な人間でも、お金さえあれば人生なんとでもなります。なってしまいます。結婚も出来ます。そもそも労働する必要がないわけであり、労働は労働者にしてもらえば良いからです。2代目社長や3代目社長などで、こちらに該当するケースはよく耳にされると思います。
サラリーマンは、誰もが『あんな人間』のために働いている
どんなにお金があっても、あんな人間にはなりたくない。サラリーマンの多くが、そう思いながらも、その『あんな人間』に雇用され、『あんな人間』を豊かにするために毎日時間と労働力を捧げて働いています。『あんな人間』の言う『やりがい』は、お金の擬餌です。『やりがい』は、あくまでもあなたがあなたの内部で感じることであり、あなたの内部からほんの少しでも外に出てくることは一生ありません。
お金を求めることを卑しいという教育は、終わらせなければなりません。空気を吸いたい、何かを食べたい、というのと同じレベルの欲望です。現代では、既得権益の罠から抜け出すのに十分なほどの情報にアクセスが出来るようになりました。個人による情報発信だって出来ます。
お金は大事だよ~、のCMは正しかった
大切なものお金では買えません。ですが、お金は大事です。出来ることが広がります。お金を大切にして下さい。お金について学んで下さい。
繰り返しますが、大切なものは、もちろんお金では買えません。ただのツールです。そのツールを得るための手段の1つが、労働です。代わりに、やりがいを与えてきたり、逆にツールを取り上げたりする会社があれば、1秒で辞めましょう。
何のためにサラリーマンとして働くのか。
その質問に対する回答で、『お金』という回答以外は、質問の回答になっていません。それ以外の回答がありえるとしたら、サラリーマン以外の人です。サラリーがゼロでも続けますか?
どうやったら今の自分で収入を増やせるか?
逃げずに考えて、そして行動に移して下さい。
お金のことをもっとオープンに話し合い、切磋琢磨する必要があります。
嫉妬や言い訳をする暇があるなら、1円でも多く収入を増やす努力をしましょう。1円でも自分の価値を下げるのをやめましょう。下げるくらいなら、まず自分に使いましょう。
海外駐在は、サラリーマンの究極の奥義
私は無駄な出費をやめるなどのコスト削減からはじめて、同時に収入を増やす努力をしました。昇給は少ししかないですが、転職なら一気に上げることが出来ます。それは以前海外で働いていたときに学びました。交渉が必要で、そしてそれが有効であることも。何より大きかったのは、海外駐在によるリビングコストの圧縮です。ダブルインカムの旨みは、独身でもないですし、東南アジア駐在でもないので享受できていませんが、家賃や車代などの固定費が掛からないのは資産形成の土台になっています。
キャリア的にもステップアップですし、数千円の昇給を待っているだけの人生には別れを告げて、海外駐在を目指すべきです。サラリーマンが成し得る、究極の奥義が海外駐在です。だからこそ私はその道を選びましたし、皆さんにも選んで欲しいと思っています。
サラリーマンは、どんなに逆立ちしたってオーナーの収入を上回ることはありません。
雇用形態が異なるだけで、アルバイトと似たようなものです。雇う側と雇われる側の壁はとても大きいのです。
海外駐在するのに、英語が話せる必要なんてありません。話せるにこしたことはないでしょうが、それよりも大事なのは行動力です。実際に、海外駐在員にも英語や現地語が話せない人が多数です。そのような方は現地の文化にも言葉にも暗いため、現地採用に馬鹿にされる理由の1つになっています。
サラリーマンは、雇われの身です。自分の身は、自分でしっかりと立てる必要があります。気づいて、行動に起こすことが大事です。
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