こんにちは。
海外移住を応援する、選択のススメ海外駐在員です。
本日は、海外に住みたい、でも何から始めて良いか分からない。場所は自分で選びたい!という方にとっておきの情報です。海外移住はしたいけれども、最初の一歩が分からないという声は少なくありません。
海外移住のためのおすすめの方法
実際に私が海外移住を実現した、新たなアプローチ方法を紹介致します。駐在でも現地採用でも、ここは共通する方法です。最近流行りの婚活でも考慮すべき要素かもしれません。お相手の転勤候補地は、事前に知っておいて損はないです。このアプローチ方法は、一朝一夕で海外移住を実現するものではありません。しかしながら、住みたい場所に住むための確実なアプローチ方法の1つです。実際に私はこの方法で住みたい場所に住めています。
ニューヨークに住みたい方、ニューヨークといえば何を思い浮かべますか?
タイムズスクエアもそうですが、例えばウォール街はあまりにも有名です。
ウォール街は有名な理由は何でしょうか?金融です。つまり、行きたい場所から産業選びをしてみるというアプローチ方法があります。私は転職の際、実際にこのアプローチで転職し、現在アメリカの地方都市に住んでいます。皆さんもぜひご参考にして頂ければと思います。分かりやすい一例としてニューヨークを挙げましたが、どの都市にも有効なアプローチ方法です。
海外移住をするための4つのステップ
- 住みたい場所をリストアップしてみる
- その都市での主要産業を調べる
- そしてそこに拠点のある会社を絞り込む
- その企業に就職・転職する、或いはその企業の人と結婚する
海外移住するならニューヨーク、ロンドンなど大都市限定!という方
迷わず金融業界に入りましょう。
異業種の方は金融業界へ転職しましょう。次におススメなのはコンサルです。このように、その都市を代表する産業の中で働くことが非常に大事です。
製造業に入り込んで、マンハッタンで働くことはありえないと考えて下さい。その思考回路では行きたいところにたどり着けません。金融・コンサル・人材・広告代理店・旅行代理店などなどがお勧めです。
もし旅行先で、その場所を気に入って、そこに住みたいと思ったら、どんな産業が栄えているかしっかり見てください。答えは丸見えです。
海外移住するなら広大な土地が大好き!家族でのびのびと暮らしたい!という方
迷わず製造業界に入りましょう。
異業種の方は製造業界へ転職しましょう。製造業では工場が必要になります。工場が必要ということは、広大な土地、及び工場で働く現地人を安く手に入れる必要があります。ということは地方です。
例えばアメリカでは中西部(といっても東寄り)が製造業の集積するエリアで、南北に長く分布しています。大きな家に住むことが出来ます。車も家も人も、何もかもが大きいです。トランプ大統領の支持者が多いエリアです。車業界でアメリカ赴任の方は、9割くらいの確率で中西部でしょう。
海外移住するなら未開の土地へ!辺境の地を追い求めたい!という方
迷わずインフラ業界に入りましょう。
異業種の方はインフラ業界に転職しましょう。インフラ業界では、つまるところインフラが未発達なところを開発するという仕事です。また、大掛かりなプロジェクトになることが多く、長期間僻地にべったりという生活を送ることが出来ます。
そのような国・場所は情勢不安であることが多く、もし赴任すれば会社からハードシップ手当が出ることは間違いなし。命を天秤に賭け、スリルのある人生を送ることが出来るでしょう。プラント系はほぼ間違いなく辺境地です。
海外のどこでも構わない!という方
迷わず総合商社を目指しましょう。
取り扱う商材が総合であるため、全世界全エリアに赴任する可能性があります。新規設立も多いにあり得るでしょう。入社して配属されるまで、何を担当するかは分からないのがロシアンルーレット的な怖さです。
チーズになるかもしれないし、石油になるかもしれないし、天然繊維になるかも分かりません。扱う商材によって、赴任候補地は大きく変わるでしょう。
海外移住するなら、その都市の主要産業を調べましょう
住んでみたい都市を良く調べて、その都市の主要産業を調べましょう。その業界に入り込むことで、将来転職或いは海外駐在でその都市へ行ける可能性が非常に高まります。有名なところでは、IT企業が集まるシリコンバレーがありますね。他にも、ライフサイエンスで有名なサンディエゴもあります。
会社選びはそのあと。
次に、会社選びはとても大事です。ここまできっちり見ないと、アメリカでのびのびと暮らしたい!と思っているのにインドに行く羽目になりかねません。
例えば車業界であれば、トヨタとマツダとスズキでは、赴任候補地が全く異なります。トヨタ系は全世界であるのに対し、マツダ系はメキシコやアメリカ(アラバマ州にトヨタと合弁が出来ます)、スズキ系は言わずと知れたインド、そしてハンガリーなどに絞られます。新規設立の場合を除いて、その会社の海外事業所がある場所にしか赴任可能性はありえません。
新規設立の場合、会社を良く知る生え抜きから選ばれる可能性が高いため、基本的には住みたい場所に海外事業所がある会社を狙い撃ちしましょう。会社のホームページを見れば、海外事業所がどこにあるのかが良く分かりますので、調べてみると良いと思います。
尚、トヨタ系、などという表現をしたのは、サプライヤーも含まれるからです。例えばどうしてもハンガリーに赴任したい!という方がいらっしゃれば、スズキやそのサプライヤーへ転職するのが近道と言えます。大手に入って駐在員に選ばれるよりも、サプライヤーに入った方が海外赴任に手を挙げる人材は少ないため赴任可能性はぐっと上がるでしょう。
好きな場所に海外移住をする方法まとめ
いかがでしたでしょうか?
本日紹介した方法は、やり方の1つであって、唯一の方法ではありません。皆様の参考に少しでもなれば幸いです。調べることが最初の一歩です。
私が場所を選んだ際には、住んでみたいイメージではなく、気候や日照時間、税金のシステムについても事前に調べました。生きていく上で何が大事なのか、何を実現したいのか、何を避けたいのかを良く考えることが第一ステップでした。本日の内容は、海外に限らず国内移住であっても同じことです。
海外移住と国内移住の一番の違いは、ビザが必要になるかどうかであって、文化の違いではないと思います。
海外移住と国内移住の一番の違いは、ビザが必要になるかどうかであって、文化の違いではないと思います。
実際に、選択のすゝめは東京出身ですがニューヨークでの違和感は感じませんでしたが、日本国内地方都市に住んだときの方がよほど異文化に感じました。国が変わっても、製造業の強い地方では地元意識(ローカルプライド)が強いのは共通します。従って、場所に関わらず、自分の居心地の良い都市レベルを見つけることも重要だと思います。
一度しかない人生、場所くらいは好きに選んで生きたいものですね。
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